小学校における英語学習は、令和2年度からの新学習指導要領の本格実施に伴って、3・4年生が35時間5・6年生が70時間の学習をすることとなっています。
移行期間の今年も多くの学校が先行実施にふみきり、この時数での学習を進めています。
3・4年生が取り組む外国語活動については、これまで高学年が取り組んできた内容と同様です。
コミュニケーション力に焦点を当てて、歌ったりゲームをしたりと慣れさせる教育、楽しみながら学ぶ教育です。
このスタイルは、小学校が独自に進めてきたスタイルであり、子ども達も喜んで意欲的に慣れ親しんでいました。
ところが、教科となった高学年の英語科の内容は、そうはいきません。
聞く話すなどの他に、読むや書くが入り込んで、学ぶべき単語は、700字、大文字に小文字も活字体で書きます。
さらに、慣用句などもあり、文法では過去形なども出てくる発展内容です。
さすがにアルファベットや単語以外の文については、書き写す程度ではありますが、文章の構造などにも触れるようです。
楽しかった学びが、一気に中学一年内容の下請けのようになってしまいました。
子ども達が英語学習が苦手になったり、嫌いになったりしなければいいと思います。
でも、そうでなければもう少し緩やかな学びでもいいのではと考えます。